視える

心霊・怪談・本当にあった話かもしれない。暇つぶしにどうぞ~。

【本当に視えた話】緑の四つ足

建て替えた新しい家に引っ越して数年後の話。

 

当時高校生だった私の部屋での出来事。

 

相変わらず2階では変な物音や気配を感じる生活は続いていた。

 

いつもと変わらず深夜に何をするわけでもなく電気を消し布団に潜りながら、テレビを見ていた。

深夜1時も過ぎ、だんだんと眠たくなってきたのでテレビを消し目を瞑る。

うとうとしかけた丁度その時、「キーーン」と右耳だけ高音の酷い耳鳴りと耳閉感に襲われた。

同時に足元からどんどん痺れが襲ってくる。

 

「うわあー、金縛りだよね、これ。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…」と心の中で唱えるけれど全く効果なし。

 

そして全身が重たい。

無理矢理足を上げようとするが、体は動かない。

飛行機の離陸の瞬間の体が言うことをきかない感じとでも言えばいいのだろうか。

体がベッドに吸いつけられてるようでもあった。

 

すると姿を現したのは、暗い緑色をした四本足の妖怪のような動物?人間?のようなもの。

天井付近を私の頭側から足元に向かって這っていったのだ。

目は大きく見開いて、眼球が飛び出しそうなくらいに感じた。

何が怖いって、奴は赤ちゃんのハイハイをがに股にしたような感じで這っていったのだ。

 恐怖でしかない。

 

次の瞬間、先程までの金縛りが嘘のようにスーっと解けていく。

 

あれは一体なんだったのか。

 

あれから20年近く経った今だから経験則とかで何となく想像がつくが、複数の動物霊や低級霊の集合体だったんじゃないかと思っている。

 

でも何をして欲しくて現れたのかは謎のまま。

今さら知りたくもない。

 

ただあの緑の四つ足は、もう二度と視たくない。