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視える

心霊・怪談・本当にあった話かもしれない。暇つぶしにどうぞ~。

【本当に視えた話】 離れたくない

視えた話

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私が初めて社会人として働いた会社での出来事です。

 

その会社は空港内の到着ロビー前に受付窓口を設けています。

私はその日も空港内の窓口で受付業務をしていました。

 

空港ですから、毎日毎日大勢の人が利用します。

飛行機が到着するたびに大勢の人が到着ロビーから出てきます。

大勢の人が行きかう場所は、時々おかしなモノも紛れているのです。

 

その到着ロビーから出てくるお客様の中に、何かおかしなモノを背負った人がいました。

見間違えではなさそうです。

明らかに異質な空気を感じた私は、ソレから目が離せなくなりました。

 

見た感じ40代前半くらいの旅行者というような風貌の男性です。

家族でしょうか、女性と一緒にいます。

二人は楽しそうに談笑しているようです。

これからの旅行について会話しているのでしょう。

 

 

その男性がこちらに近づいてくるにつれ、ぼやけていたソレが何かハッキリと見えてきました。

 

人の腕です。

 

普通の人の3倍ほどあるその腕は、青白く細い両腕が男性の体に絡みついているのです。

 

まるで蛇が大きな木に巻き付くように。

 

その男性はもちろん、一緒にいる女性もその存在にまったく気が付いていないようです。

そして周りにいる大勢の人たちも、その存在に気が付いていません。

 

私にはその腕が誰のものか解りませんし、知りたくもありません。

ただ、女性の腕であることには間違いはありませんでした。

妬みや恨み、悲しみをまとったその腕は男性の体にしっかりと絡みつき、男性の心と体を縛り付けたかったように見えます。

一緒にいた女性が奥様なのか、不倫相手なのか。

 

どちらにしてもその男性から離れたくなかったのでしょう。

 

 

女性の嫉妬は怖いですね。

だってそれ生霊でしたから。